ノロウイルス
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迅速検査は一部保険適応です。適応外では自由診療となる。
当該疾患の治療と同時に検査を行うなら混合診療です。
高血圧等他疾患治療と、検査だけ自由診療なら別疾患であり、混合診療には
当たりません。

ノロウイルスに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
Q11 診断のためにどんな検査をするのですか?
A11
通常の場合、臨床症状や周囲の感染状況等から、総合的にノロウイルスを原因
と推定して診療がなされていることが多いと考えられますが、このウイルスに
よる病気かどうかは、臨床症状からだけでは特定できません。「ノロウイルス
抗原検査」は、ふん便中のノロウイルスを検査キットで検出するもので、3歳
未満、65歳以上の方等を対象に健康保険が適用されています。医療機関で、
医師が医学的に必要と認めた場合に行われ、診断の補助に用いられます。なお、
この検査は、結果が早く出るメリットがありますが、ノロウイルスに感染して
いても陽性とならない場合もあり、ノロウイルスに感染していないことを確か
めることはできません。

より確実な検査方法は、ウイルス学的な診断です。患者のふん便や吐ぶつを用
いて、電子顕微鏡法、RT-PCR法、リアルタイムPCR法などの遺伝子を
検出する方法でウイルスの検出を行い、診断します(リアルタイムPCR法で
はウイルスの定量も行うことができます)。ふん便には通常大量のウイルスが
排泄されるので、比較的容易にウイルスを検出することができます。こうした
方法による検査は、通常、医療機関で行うことはできず、食中毒や集団感染の
原因究明などの目的で、行政機関や研究機関等で行われています。

検査方法
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ノロウイスル迅速検査
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一部保険適応となっている。

https://shirobon.net/24/ika_2_3_1_1_5/d012.html
D012 感染症免疫学的検査
ノロウイルス抗原定性 150点
(17) 「21」のノロウイルス抗原定性は、以下のいずれかに該当する患者
について、当該ウイルス感染症が疑われる場合に算定する。
ア 3歳未満の患者
イ 65歳以上の患者
ウ 悪性腫瘍の診断が確定している患者
エ 臓器移植後の患者
オ 抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、又は免疫抑制効果のある薬剤を投与中の患者

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8069679.html
保険名称「ノロウイルス抗原定性」 150点
これは迅速検査法のイムノクロマト法で多くの場合の院内検査はこの方法です
EIA法、PCR法は適用外で、これは外注の施設がほとんどですからご確認ください
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1211_02.pdf

市販のノロウイルス検査キットの特徴
http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/332/dj332a.html

ノロウイルス抗原迅速検出キットの比較検討
http://www.samt.or.jp/review/kengakkai2011/newpage4.html

衛生研究所・保健所におけるノロウイルス迅速診断検査法の導入とその評価
http://www.daido-life-welfare.or.jp/research_papers/21/welfare_29.pdf
ICキットのRT-PCRとの陽性一致率が72%、RT-LAMP法との陽性一致率が60%で
あったことから、RT-LAMP法はRT-PCR法よりも検出感度が高いのかも知れない。
IC法の検出感度は検査施設において82.5-43.8%と大きなばらつきがみられた。
他の施設で実施した場合でも78-33%とばらつきが認められた
ノロ迅速キット使うか
http://www.m3.com/open/iryoIshin/article/185148/

胃腸炎を引き起こすウイルスの検査について
http://www0.nih.go.jp/niid/emergency/doc/gastroenteritis-2.pdf
3)一般病院、保健所などで検査を実施可能なウイルス
1  ノロウイルス・・・・免疫クロマトキットによる検査試薬(迅速診断キッ
ト)が市販されています。これを使用すればノロウイルスの迅速な検出・同定
が可能です。例)ノロウイルス迅速キット:クイックナビ-ノロ(デンカ生研、
大塚)、イムノサーチNV(森永乳業)など

2  アデノウイルス・・・免疫クロマトキットによる腸管アデノウイルスの
同定用キットが市販されています。
例)ラピッドテスタロタ・アデノ(第一製薬) など
3  ロタウイルス・・・・免疫クロマトキットで検出可能です。ロタウイル
スキット・アデノウイルスキット(抗原検出用)などがあります。
例)BD Rota/Adeno エグザマン スティック(ベクトンディキンソン) など
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費用
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http://www.shizuoka-bk.jp/qa/detail.php?N=221
ノロウイルスの検査方法について教えてください。

基本的にはウイルスの遺伝子をPCR法で調べるが、ウイルス抗原を調べる方法
もある。抗原検査の感度はPCR法に比べて数分の1といわれている。しかし、実
際にはウイルスに変異が起きたり、流行するウイルス種も様々なので、それら
のウイルスに対する抗体をどこまで用意できるかが検査の限界になるのではな
いか。もうひとつの問題は保険が適用されないことで、PCR法については1検
体2〜3万円で、医師自身が検査をすれば結果はその日に得られるが、検査セン
ターに依頼すれば結果が出るのに数日間かかる。集団感染の原因究明が目的な
らば意味があると思うが、対策を考えるという意味では、あまり実用的ではな
いのかも知れない。

ノロウイルスと検査
http://baby.shop-joho.com/2006/12/post_6.html
http://iryoujimu1.com/iryoujimukouza5-23.shtm

検査方法は"RNA" 
依頼しています検査機関では、費用は7,000円くらいとの回答でした。ノロウ
ィルスについては、検査をしても殆ど意味がありません。検査結果が出るのは、
治ってしばらくしてからです。病状、感染の拡がり方より大体診断できます。
また、診断できてもノロウィルスに対する、根本的治療法(抗ウィルス剤)は
ありません。
当診が検査を外注している検査機関に訪ねたところ、ノロウイルス抗原(EI
A法)の場合は5000円で行っているとの事です。当然ながら保険適用されない
ので、これをもとに医療機関が実際に患者負担をいくらにしているかはそれぞ
れですが、とのこと。

ノロウイルスPCR法の場合は28000円とのこと!!
ただどちらの検査も結果が判明するには5〜10日はかかるので、この検査は
治療には役に立たないのですが…とも。
何らかの施設(医療機関や介護施設、飲食店関係などなど)で感染の拡大があ
ったことが考えられる場合は、保健所で調べてもらうべき話ですし、負担を考
えても患者個人で行う必要はほとんどないのではないでしょうか?

検査
http://www.aoyaku.or.jp/eisei/pdf/130905_noro.pdf
RT-PCR法 7,350 円

ノロウィルスの検出方法について
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/kanshi/031105-1.html

 

届出
http://www.shizuoka-bk.jp/qa/detail.php?N=210
院内集団発生して、ラボでノロウイルスと確認した場合、保健所への届出
は必要か。
(a)
施設としての責任のスタンスがあるので、ある程度集団での感染が疑われたり、
院内で感染が二次的に拡大している可能性があれば届け出た方が(相談も含め
て)よい。保健所と協力し、その後のケアを行ったほうがウイルスの遺伝子の
検査も比較的早く無料でやってもらえるし、的確な対処もとれる。公表するこ
とのリスクはあるかもしれないが、隠蔽する方がむしろ問題である。

(b)
(行政機関回答1 )
感染症法では届出の義務はない。食品を介していれば食中毒として届出が必要
となる。老人福祉施設に関しても、厚生労働省から通知がきていて、該当事例
があったら施設から市町村と保健所に報告することになっている。

(c)
(行政機関回答2 )
平成14年1月、病院に対し、医療事故等への対応指針について通知しています。
この中で、多数の院内感染の発生についても報告対象事例となっているので、
該当事例あったら保健所を経由して報告を上げていただくことになっています。

感染症法における取り扱い
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感染性胃腸炎は感染症法の5類感染症定点把握疾患で、全国約3,000カ所の
小児科定点医療機関から報告される
(http://idsc.nih.go.jp/idwr/index.html)。感染性胃腸炎の報告にあ
たって原因病原体の特定は求められていないので、すべてが同一の病原
体によるものとは断定できないが、同一症状を呈する疾患の動向は把握
できる。

(3)病原微生物検出情報(月報)には、地方衛生研究所で検査され、ノロ
ウイルスであることが確認されたものが集計されている
http://idsc.nih.go.jp/iasr/index-j.html)。
散発例およびウイルスに起因する集団発生からのノロウイルス検出が捉え
られている。
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一般的なこと
感染性胃腸炎(特にノロウイルス)に注意しましょう!
http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/nv_ige.html
ノロウイルス感染症
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_11/k04_11.html