嘔吐物の固化体はどうか
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 次亜塩素酸は有機物があると効果がないようですので、可能な限り物理的
に取り除いた方が良いようです。その意味で嘔吐物が粉になれば除去しやす
いかもしれません。どれが良いかは要は物理的に除去しやすいのが良い
ということでしょうか。。
飛散範囲がエライ広いようで、3m位の範囲を拭いた方が良いようです。。

嘔吐にかけたら自動的に粉になる薬品の名
オートキエール サットクリーン ノンゲーロ ゲロポン カタヅケ隊
サラットパウダー オウトロック おうとパック バイオの汚物処理剤
固めてクリーンポイ 固めてスッキリん ブルークロット
http://matome.naver.jp/odai/2134283916260716001

ノロウイルスについて 
福島県立医科大学感染制御・臨床検査医学講座 八田益充
http://www.tohoku-icnet.ac/news/files/hat_03.pdf
おう吐物の飛散範囲は、1mの高さから静かに落下させた場合でも、半径2m程
度に及ぶ可能性が示唆された。(例:カーペットで最大1.8m、フローリング
で最大2.3m)

ノロウイルスの不活化条件に関する調査報告はこちら
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/pdf/houkokusyo_110613_02.pdf
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/pdf/houkokusyo_110613_03.pdf
嘔吐物や糞便等の高濃度のノロウイルス汚染の除去に際しては、汚染物を可
能な限り物理的に取り除いた上で、5,000ppm 以上の濃度の次亜塩素酸ナト
リウムの使用あるいは上記SDS、水酸化ナトリウム、アルコールの配合物が
推奨される。

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
患者のふん便や吐ぶつを処理する際に注意することはありますか?
    A19

ノロウイルスが感染・増殖する部位は小腸と考えられています。したがって、
嘔吐症状が強いときには、小腸の内容物とともにウイルスが逆流して、吐ぶつ
とともに排泄されます。このため、ふん便と同様に吐ぶつ中にも大量のウイル
スが存在し感染源となりうるので、その処理には十分注意する必要があります。
12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて、感染が起きた
事例も知られており、時間が経っても、患者の吐ぶつ、ふん便やそれらにより
汚染された床や手袋などには、感染力のあるウイルスが残っている可能性があ
ります。このため、これら感染源となるものは必ず処理をしましょう。床等に
飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、使い捨てのガウン(エ
プロン)、マスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふ
ん便、吐ぶつをペーパータオル等で静かに拭き取ります。拭き取った後は、次
亜塩素酸ナトリウム※(塩素濃度約200ppm)で浸すように床を拭き取り、その
後水拭きをします。おむつ等は、速やかに閉じてふん便等を包み込みます。お
むつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄し
ます。(この際、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム
※(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)また、ノロウイルスは
乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、吐
ぶつやふん便は乾燥しないうちに床等に残らないよう速やかに処理し、処理し
た後はウイルスが屋外に出て行くよう空気の流れに注意しながら十分に喚気を
行うことが感染防止に重要です。

 ※塩素系の漂白剤(使用に当たっては「使用上の注意」を確認しましょう。)

http://cleancare.main.jp/FAQ/FAQ-b.html